CFP受験課目の組み合わせの考えかた

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FP資格の最高峰であるCFP®資格審査試験の勉強を始めるときは、「受験する課目の組み合わせを考える」ことをおすすめします。

一度に6課目すべて受験するのであれば組み合わせを考える必要はありませんが、6課目の受験は心身の負担が大きいです。できれば2、3課目ずつ何回かに分けて受験することをおすすめしますし、実際に複数回受験している人がほとんどです。

2、3課目ずつ受験する場合の課目の組み合わせには、これといった答えはないかもしれません。それでも課目の組み合わせが気になる人はいると思います。

これから、私の経験や聞いた話などをもとに、CFP資格審査試験の受験課目の組み合わせの考え方をご紹介します。

私は、2014年6月と11月にCFPの試験を3課目ずつ受験しました。古い話も混ざりますが、参考にしていただければと思います。

1.CFP受験課目を選ぶ2つの着眼点

これからCFP®資格審査試験の勉強を始める人で、何回かに分けて受験する場合は、ひとまず先に受験する課目を選びましょう。

受験課目の選び方には2つの着眼点があります。

  • 関連がありそうな課目を組み合わせる
  • 課目別の試験日程を見て組み合わせる

私が勉強を始めたときは、互いに関連がありそうな課目を3つ組み合わせました。

2.関連がありそうな課目を組み合わせる

受験課目の組み合わせを考えるときの着眼点の一つは、関連がありそうな課目を組み合わせるというものです。

CFP®資格審査試験は、以下の6課目に分けて実施されます。

  • 金融資産運用設計
  • 不動産運用設計
  • ライフプランニング・リタイアメントプランニング
  • リスクと保険
  • タックスプランニング
  • 相続・事業承継設計

何回かに分けて受験するのであれば、これら6課目の中から2課目、あるいは3課目を選びます。

2-1.これまでの受験者はどうしていたか

まず、これまでCFPの試験を受験した人が、どのような考えで受験課目を選んでいたかをご紹介します。

日本FP協会では、過去10年以内にCFP資格審査試験で全課目合格した人を対象に、勉強法や合格までの経緯を聞きとったアンケートを実施しています。

設問には、受験課目の選び方を聞いたものもありました。代表的な意見は次のとおりです。

  • 「タックスプランニング」はすべての課目の基礎になるので、はじめに受けておいた方がよい。
  • 苦手課目は分散させる
  • 自分の仕事に関係する課目を最初に受験する
  • すべての課目は関係しあうので6課目全部(または残りの課目の全部)受験する

最後の「すべての課目は関係しあう」というのは一理ありますが、一度に6課目の受験は誰でもまねできるものではないと思います。

日本FP協会会員の方は、FPジャーナル2021年2月号もご覧ください。過去の受験者へのアンケート結果をもとに、勉強方法や受験課目の選び方などが解説されています。
(私も微力ながらアンケートに協力しました。)

2-2.私は1回目で金融・ライフ・タックスを選択

私は1回目の受験で、「金融資産運用設計」、「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」、「タックスプランニング」の3課目を選びました。

「ライフプラン」は、キャッシュ・フロー表の作成や年金の手取り額の計算などで「タックス」とつながりが深いと思ったので、まずこの2課目を決めました。

もう一つの「金融」は、「ライフプラン」と「タックス」ほどのつながりはないものの、日々の生活の中でかかわることが多いという考えから、最初の受験課目に加えました。個人的に資産運用をしていたので、学習内容に関心があったことも理由です。

1回目に受験した課目はすべて合格したので、2回目は残りの課目である「不動産運用設計」、「リスクと保険」、「相続・事業承継設計」を受験しました。

私の考え方は以上のとおりですが、ご自身の感覚で関連のありそうな課目を組み合わせてみるとよいでしょう。

CFPの試験を受けようとする人であれば、すでにAFP資格または2級FP技能士までは勉強されているので、どの課目が関連しあうか、自分なりの感覚はお持ちだと思います。

2-3.課目ごとの合格率

課目ごとの合格率を参考に受験課目を決めるという考え方もあります。

過去2年分のCFP資格審査試験の課目別合格率は、次のとおりです。

課目2020年11月2021年6月2021年11月2022年6月
金融35.4%34.9%37.0%34.3%
不動産37.6%35.4%35.4%37.1%
ライフ39.3%36.2%38.3%35.9%
リスク37.5%38.3%41.0%34.8%
タックス37.0%37.1%37.5%36.0%
相続41.3%36.3%35.0%39.8%

(日本FP協会が公表するCFP®資格審査試験結果より作成。課目の名称は短縮して表示。)

CFP®資格審査試験 試験結果データ | 日本FP協会

合格率が低い課目と合格率が高い課目を組み合わせたり、合格率が低い課目から順番に受験したり、いろいろな組み合わせがあるでしょう。
ただし、読者のみなさんがどの課目を得意とするか苦手とするかは、合格率の高低とは必ずしも一致しません。あくまでも、参考程度にとどめていただければと思います。

なお、私が聞いた範囲では「金融資産運用設計」で苦戦した人が多い印象です。これは合格率にも映し出されていますし、先ほどご紹介したFP協会のアンケートでも、全体の約3分の1の人が「金融」を苦手課目に挙げていました。

3.課目別の試験日程を見て組み合わせる

受験課目の組み合わせを考えるときのもう一つの着眼点は、課目別の試験日程を見て組み合わせるというものです。どちらかというと少数意見ですが、場合によっては重要な考え方です。

課目別の試験日程を意識しないで受験課目を決めてしまうと、次のような困ったことになりかねません。

  • 2週連続で遠方の試験会場に行くことになった
  • 一日中試験が続いて集中力が持続しなかった

3-1.CFP試験の日程はどうなっているか

CFP®資格審査試験は、毎年6月と11月の日曜日に2週にわたって実施されます。日程は次のようになっています。

時間課目
1週目9:30~11:30金融資産運用設計
12:30~14:30不動産運用設計
15:30~17:30ライフプランニング・リタイアメントプランニング
2週目9:30~11:30リスクと保険
12:30~14:30タックスプランニング
15:30~17:30相続・事業承継設計

CFP試験は全国16か所でしか実施されないので、お住まいの場所によっては泊りがけで受験に行く場合もあるでしょう。受験日程が2週にまたがると、2回分の交通費・宿泊費が必要になります。

CFP試験受験地の地図

一方、「金融」、「不動産」、「ライフ」、あるいは「リスク」、「タックス」、「相続」という組み合わせで選択すると、朝9時半から夕方5時半まで一日中試験を受け続けることになってしまいます。

試験が一日中続いても平気な人もいるかもしれませんし、試験会場が遠いなどの理由で一度で済ませたい人もいるでしょう。
しかし、集中力に自信がない場合や、コンディションを整えて実力を出し切れるようにしたい人は、日程を分散させた方がよいかもしれません。

3-2.私は試験日程が2週に分かれました

私が受験したときの日程をご紹介します。

私は試験日程を考えずに受験課目を決めてしまったため、2週にわたって受験することになりました。

1回目の受験(2014年6月)

時間課目
1週目9:30~11:30金融資産運用設計
12:30~14:30(なし)
15:30~17:30ライフプランニング・リタイアメントプランニング
2週目9:30~11:30(なし)
12:30~14:30タックスプランニング
15:30~17:30(なし)

2回目の受験(2014年11月)

時間課目
1週目9:30~11:30(なし)
12:30~14:30不動産運用設計
15:30~17:30(なし)
2週目9:30~11:30リスクと保険
12:30~14:30(なし)
15:30~17:30相続・事業承継設計

このとき私は神奈川県に住んでいましたが、当時は神奈川県に試験会場がなかったので、2週連続で東京まで出かけました。しかも、2課目受験する日は間に4時間の待ち時間ができてしまいました。

試験で待ち時間がある場合は、試験会場にある「控室」で待機することができます。
昼食をとるだけでは時間がつぶれません。気分転換に会場の周辺を散歩したりしましたが、それでも4時間はかからないので、結局は控室で待機しました。

4.勉強・受験しやすい組み合わせを考えましょう

ここまで、私が過去に受験した経験も踏まえて、CFP受験課目の組み合わせの考え方をご紹介しました。

学習内容が関連した課目どうしを選択することが基本ですが、試験地が遠い場合は日程も考慮して選ぶ方がよいかもしれません。

はじめにお伝えしたように課目の組み合わせにこれといった答えはないので、ご自身で勉強・受験しやすい組み合わせを選んでいただければと思います。


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