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今回は、おひとりさま(単身者・シングル)におすすめしたい本をいくつかご紹介します。
私は、主におひとりさまからご相談を受けるFP(ファイナンシャル・プランナー)ですが、ここでは、家計やお金だけでなく、おひとりさまの暮らし全般にわたる内容の本を集めています。
暮らしの困りごとがあって周りに相談できる人がいないときは、本を読んでみるとヒントが得られるかもしれません。「ただ何となく不安」という人も、ぜひ一度これらの本を読んでみてください。
1.読売新聞の人気連載「シングルスタイル」が書籍に
読売新聞の朝刊に「シングルスタイル」という連載コーナーがあります(第2、第4木曜日に掲載。一部地域を除く)。
毎回、老若男女、婚姻歴のあるなしを問わず、ひとりで暮らしている人にスポットを当てています。回ごとに担当記者は変わりますが、丁寧な取材でおひとりさまの暮らしを見つめています。
2020年に、「シングルスタイル」が1冊の本になりました。
新聞やテレビのニュースでは、おひとりさまの増加が「社会問題」として扱われていて、話が暗くなりがちです。問題提起は大切ですが、当事者としては、社会問題扱いされてばかりだとげんなりしてしまいます。
この本は、今この時点で、隣のおひとりさま、あるいはこの国のどこかにいるおひとりさまはどうやって生きているか、どうやって生活を楽しんでいるかを教えてくれます。
一方で、おひとりさまでも、おひとりさまだからこそ、社会とのつながりを持っておくことが大切ということも示されています。
この本をご覧になって「ひとりなのは自分だけじゃないんだ」と、ほっとしてもらえたらと思います。
2.自分のお金のことが心配な方へおすすめの本
お金のことが心配で不安になっている方へのアドバイスは、FPである私の役割です。
しかし、FPに相談する前に本を読んで解決できればとお考えの方のために、既刊の本をご紹介します。
まず、「知らないとヤバイ シングルのためのお金の話」という本をご紹介します。
この本の主旨は、「シングル(おひとりさま)は過剰な不安を抱きがちなので、不安に踊らされないように基本的な知識を身につけておきましょう」というものです。
少し古い本で、制度が変わっている部分もあるので注意は必要ですが、基本的な考えを身につけるには良いと思います。
細かい部分では違いがあるものの、この本で述べられている基本的な考え方や暮らしとお金に向き合う姿勢は、私の考えと一致しています。
私は、おひとりさまが暮らしとお金に向き合う姿勢として、まずは漠然とした不安の正体を明らかにしましょうと提案しています。
2022年11月に、おひとりさまとお金についてとりあげた書籍が相次いで発刊されました。
その中から、「ひとりで楽しく生きるためのお金大全「もしかして結婚しないかも?」と思ったらやっておきたい50のこと」という本をご紹介します。
この本は、おひとりさまが一人で暮らしていくための対策について述べられています。
お金のことだけでなく、親の介護、人間関係(孤立しないための対策)といったことにも触れられています。
3.親御様の介護が心配な方へおすすめの一冊
おひとりさまは、自分の老後のことだけでなく、親の介護についても不安になることがあります。
おひとりさまは身軽に見えるだけに、親の介護が必要になった場合は、兄弟姉妹がいても一人で担いがちになります。
親の介護を一人で引き受けた結果、仕事を辞めてしまったり、兄弟どうしでトラブルになったりするほか、心身ともに疲弊して不幸な結果を招くことさえあります。
介護について心配な方には、「親の介護で自滅しない選択」という本をおすすめします。
なかなかドキッとするタイトルですが、読むと大変実用的です。親への向き合い方から、口を出してくる(それなのに手助けしてくれない)親族のやり過ごし方まで、介護が始まったときのさまざまな選択に役立つ内容です。
この本は、「○○でなければならない」という思い込みを軽々と消し去ってくれます。
過去に何人かにご紹介しましたが、一様に「読んでよかった」という感想をいただきました。
特におひとりさまに向けた本ではありませんが、相談相手の代わりになる本としてご紹介しました。
4.ビジネス誌でも興味深い特集が組まれています
続いて、ビジネス誌からおひとりさまに役立つ特集が組まれている号をご紹介します。雑誌は、書籍に比べて情報が新しいという利点があります。
2010年代中ごろまでは、ビジネス誌でおひとりさまをテーマにした特集が組まれることはなかったと思います。あったとしても、おひとりさまをビジネスの対象としてとらえたものでした。
ところが、おひとりさまの数が増えてきた影響でしょうか、おひとりさまをテーマにした特集が組まれることが多くなりました。内容もビジネスの対象としてではなく、当事者が読んで役に立つものに変わってきています。
今は家庭があっても、離婚や死別、子供の独立などで誰もがおひとりさまになる可能性があることに、世の中が気づきだしたのかもしれません。
(2巻追記しました。(2024年1月31日))
5.今後おすすめしたい本が見つかれば追記します
ここまで、書籍4冊と雑誌4巻をご紹介しました。
今後、おすすめしたい本が見つかったときは、この記事に順次追記していきます。