「丸善リサーチ」を使ってみたら便利だった~毎月3,850円で税務会計の専門書が読み放題~

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FPビジネスやってみた

この記事は、サービスを実際に利用した筆者の感想を述べたものであり、広告記事ではありません。

FP(ファイナンシャル・プランナー)の執筆業務では、税制にかかわる専門的な知識が必要になることがあります。こういうときに便利なサービスを見つけて実際に利用してみたので、ご紹介します。

今回ご紹介するのは「丸善リサーチ」です。

丸善リサーチ | 会計・税務書籍の読み放題サービス
丸善リサーチは、会計・税務書籍の読み放題サービスです。信頼できる数百冊の書籍・雑誌を掲載し、いつでもどこでも自由に会計・税務のリサーチができます。

1.専門分野の執筆で何か調べたいときはどうするか

調べもののイメージ

執筆業務で専門的な知識が必要になって調べたいときには、次のような方法が考えられます。

  • ネットで検索する
  • 専門書で確認する
  • 専門家に聞く

それぞれの方法の特徴を確認します。

1-1.ネットで検索する

一般的なことであれば、ネット検索で解決できる場合が多いでしょう。

たとえば、法令を調べたい場合は「e-Gov法令検索」で条文が見られます。法律だけでなく、政令や省令も掲載されています。
税務に関することでいえば、国税庁ホームページの「タックスアンサー」には税務に関する幅広い事項が掲載されています。また「法令等」には、税法の実務的な取り扱いを定めた通達や、質疑応答事例なども掲載されています。

しかし、これら官庁のwebサイトだけでは、個別具体的なことについて調べたいときには限界があります。官庁のwebサイト以外では、税理士事務所のwebサイトに税務に関する情報が掲載されていることがありますが、書かれている内容が古い場合もあります。

1-2.専門書で確認する

ネット検索で解決できない場合は、専門書で確認するという方法があります。

ただ、専門書は一冊数千円するうえ、改訂のつど買い換える必要があるなど負担が大きいのが難点です。大きな事務所であれば専門書を買いそろえることもできますが、私のような個人事務所で、かつ直接税務に関わっているわけではないという立場では、専門書を買いそろえるのは負担が大きすぎます。

私の場合は、近くに大きな図書館があるので、必要に応じて図書館に行っています。しかし読みたい本が「貸出中」となっていて、すぐに調べて解決とはいかなかったケースも何度かありました。

1-3.専門家に聞く

調べたい分野に通じた専門家に聞くという手段もあります。

通常の業務で提携している専門家がいれば、相談してみるとよいでしょう。依頼元の会社や事務所に専門家がいるのであれば、その人たちに確認してもよいでしょう。
しかし、誰もがいつでも使える手段ではありません。

2.丸善リサーチはネット検索と専門書の長所をあわせ持つサービス

ここまでお伝えしてきたように、専門領域の執筆で調べものをする方法には、それぞれ長所と短所があります。何かいい方法はないかと思っていたところ、たまたま出かけた書店で「丸善リサーチ」の広告を見つけました。

「丸善リサーチ」とは、会計・税務に関連する書籍や雑誌がオンラインで読み放題となるサービスです。ネット検索の手軽さと専門書の正確な情報をあわせ持つ、理想的なサービスだと思いました。

広告を見つけたとき(2023年11月)は、期間限定で「リリース記念無料トライアル」が実施されていたこともあり、早速利用してみることにしました。
(2024年4月時点では、「10日間の無料トライアル」となっています。)

「丸善リサーチ」は、大手書店「丸善」や「ジュンク堂」のグループ会社である「株式会社丸善リサーチサービス」と、法律専門書で同様のサービスを提供している「株式会社Legal Technology」が共同で運営しています。

掲載の対象となっている分野は、法人税、消費税、所得税、相続税・贈与税、財産評価、事業承継、組織再編税制、国際税務、会計、M&A実務など多岐にわたります。

3.丸善リサーチを実際に使ってみた

キーボード入力の画像

「丸善リサーチ」を使うまでの手続きと、使ってみた感想を簡単にご紹介します。

こういった専門的なサービスは、大きな会社や事務所で利用されることが多く、個人単位では利用しづらい場合もあります。しかし「丸善リサーチ」は利用にあたって職業などの条件は特になく、個人でも利用できるようです。現に、会計士でも税理士でもないフリーランスの私でも利用できています。

3-1.手続きは簡単~登録後すぐに利用できる~

「丸善リサーチ」を利用するための手続きは、下記のとおり簡単です。

  • 丸善リサーチ」のページを開いて、「無料トライアルはこちら」または「無料トライアル」のボタンを押します。
  • メールアドレスを登録すると、登録画面のURLが送られてきます。
  • 表示された登録画面で、氏名、法人・団体名、職業など必要事項を入力します。
    法人・団体名や職業の欄があって、会計士・税理士など士業でないと登録できないのかとも思いますが、入会の審査があるわけではないので気にしなくてもよいでしょう。
    資格等がなければ、職業の欄は「会社員」「公務員」「その他」を選択します。
  • クレジットカード情報を入力すれば登録完了となり、すぐにサービスを使えるようになります。
    最初の10日間はトライアル期間として、無料で利用できます。その後は自動的に課金されます(その月の末日までは日割計算、翌月1日から月額料金)。

(上記は個人で登録する「STANDARD」プランの場合の内容です。法人・事務所(2名以上)で登録する「ENTERPRISE」プランでは内容が異なる場合があります。)

3-2.利用しやすい料金設定~毎月3,850円~

利用にかかる費用は毎月3,850円(税込)で、個人でも利用しやすい金額です。

あくまでも私見ですが、この金額は絶妙な設定だと思いました。これより高ければ、利用をあきらめていたでしょう。一方で、あまりにも安いと、信頼できる情報が得られるのかどうか心配になってしまいます。

ただ、利用する機会が限られるのであれば、結果として必要な分だけ本を買う方が安い場合もあるかもしれません。元を取れるかどうかを評価するには、「専門書を手軽に読めるという機能にいくら払えるか」が基準になるのではないでしょうか。

3-3.書籍の検索機能が便利

専門書をオンラインで読めるメリットは、本を買ったり図書館に行ったりしなくて済むということだけではありません。調べたいことを専門書から「検索」できることも大きなメリットです。

これまでは、調べたいことが載っていそうな専門書を探して、目次を見て探す必要がありました。専門書がデータベース化されると、キーワードで検索すれば調べたいことがすぐに見つかります。
丸善リサーチでは、書名や目次だけでなく書籍の本文からも検索できます。

自分用の書籍・雑誌リスト(本棚のようなもの)が作成できたり、付箋を貼ったりメモを残したりと、紙の本と同じような使い方もできます。

3-4.書籍数は今後に期待

丸善リサーチでは、2024年4月末時点で、約470冊の書籍や雑誌等を読むことができます(公式には「数百冊」とうたわれていますが、念のため実際に数えました。2024年1月末では約370冊でした)。

これでも十分多いのですが、知りたいことがすべて調べられるわけではありません。たとえば、法令の逐条解説については、掲載されている税目が限られているのが現状です。
しかし、掲載書籍は順次追加されていて、書籍数については今後の拡充に期待したいところです。

4.税務に携わる機会があれば利用価値はある

ここまで、会計・税務に関連する書籍や雑誌がオンラインで読み放題となる「丸善リサーチ」を利用した感想をご紹介しました。

会計士や税理士でなければ高度で個別具体的な税務判断をする必要がないため、こういったサービスがあっても使いこなせないと思われるかもしれません。しかし、企業の税務・会計担当者や税務・会計関係の記事を執筆する専門性のあるライターなど、税務に携わる機会が多いのであれば、利用してみる価値はあると思います。

最初の10日間は「トライアル期間」として無料で利用できます。利用登録をすればどのような書籍が掲載されているかを見ることができるので、トライアル期間を利用して、役に立ちそうかどうかを判断してみてもよいでしょう。


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