記事の執筆(ライティング)で言葉選びに役立つ書籍・Webサイト

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インターネットを通じたコミュニケーションでは、記事など文章を書く機会が多くなります。
記事を書くときは、何をどういった構成で書くのかを考えることが大切ですが、読み手に伝わるように読みやすい文章にすることも大切です。

私は、FP(ファイナンシャル・プランナー)の業務の一環として、暮らしとお金にかかわる記事の執筆を行っています。自分で執筆するほか、他の人が書いた記事の監修を行うこともあります。

今回は、私の経験を踏まえて、記事を書くときに役立つ書籍やWebサイトをご紹介します。FPの業務としてだけでなく、ブログやWebライティングにも役立つのでぜひ参考にしてください。

ここでは、記事の執筆(ライティング)に必要とされる技能のうち、言葉の選び方・使い方に焦点を当てています。文章構成の考え方や、SEO(ネット記事の検索エンジン最適化)を意識した書き方、テーマ選びについては触れません。

1.書き方ひとつで記事の読みやすさは変わる

紙の文書の手直し

FPの業務の一つに「記事や書籍の執筆」があります。
新聞・雑誌・Webサイトに寄稿したり書籍を執筆したりして、生活やお金についての情報を広く伝えます。自らブログやメールマガジンを立ち上げて記事を掲載する場合もあります(このブログもそうです)。

記事の執筆(ライティング)では、取りあげる内容について正確に理解しておく必要があるほか、難しい内容をわかりやすく伝えることが求められます。それに加えて、読み手に伝わるように、読みやすい文章を書くことも大切です。

記事に誤字・脱字がたくさんあると、読み手はそればかり気になって内容を十分理解できません。書かれている内容が正しいのかどうかも疑わしくなってしまいます。

記事の内容を読み手に正しく伝えるためには、書いた文章を推敲、校正して読みやすくする必要があります。文章を見直すときは、漢字の書き分けや言葉の使い方を調べられる書籍があるとよいでしょう。
また、記事を書く機会が多いのであれば、言葉の知識を身につけて言葉に対する感覚を養うことも大切です。

次の章では、記事を書くときに役に立つ書籍をご紹介します。そのあと、言葉に対する感覚を養うことができるWebサイトもご紹介します。
私は言葉の専門家ではありませんが、専門家でない私がどういった情報を参考にしているかをご覧いただければと思います。

2.記事・文章を書くときに役に立つ書籍4選

積み重なった本の画像

ここでは、記事など文章を書くときに役に立つ書籍を4冊ご紹介します。

これらの書籍はいわゆる用語集や辞典で、膨大な数の言葉が掲載されています。書いた文章の一つひとつの言葉を全部調べるわけにはいきませんが、言葉選びや、かな・漢字の書き分けに迷った時には役に立つでしょう。

ブログやメールマガジンなど個人で発信する文章であれば、漢字の使い方は個々の考えで決めて良いでしょう。一方、新聞、放送、出版物、webメディアなど、寄稿先で語句の指定がある場合は、指定された内容に従ってください。

2-1.記者でなくても「記者ハンドブック」は役に立つ

「記者ハンドブック 新聞用字用語集」は、共同通信社が出版している、新聞、放送などの記事作成のためのルールブックのようなものです。表記方法の教科書であり、辞典と言ってもよいでしょう。

「誤りやすい語句」、「差別語、不快用語」なども掲載されていて、文章を書く機会が多い人は記者でなくても持っておきたい一冊です。

一般社団法人共同通信社、2022/3/15、【電子書籍もあります】

2-2.「使える!用字用語辞典」も文字通り使える

「マスコミ用語担当者がつくった 使える!用字用語辞典」は、複数の新聞社・放送局の用語担当者が会社の枠組みを超えて横断的にまとめた用語集です。

声に出して読むときの読み方にも配慮されているなど、より実用的な本です。

前田 安正、関根 健一、時田 昌、小林 肇、豊田 順子、2020/8/04

2-3.漢字選びに困ったら「漢字の使い分けときあかし辞典」

記事を執筆するときは、漢字の使い分けに困ることがあります。
明らかに意味が違う漢字であれば使い分けがしやすいですが、意味がおおむね同じで微妙にニュアンスが違う場合には、どの漢字を使っていいか迷ってしまいます。パソコンの変換ソフトで意味を教えてくれる場合もありますが、それでも解決しないことも少なくありません。

漢字の使い分けで迷ったときは、「漢字の使い分けときあかし辞典」が役に立ちます。漢字の意味をもとに、微妙なニュアンスの違いもわかりやすく解説されています。

2-4.言葉の意味を確認するなら国語辞典

漢字や言葉の使い分けに迷ったときに、その言葉の意味をもう少し深く知りたい場合があります。そのようなときは、国語辞典を引くとよいでしょう。

今ではインターネットに辞書のサイトがあるため、わざわざ紙の辞書を買う必要はないかも知れません。私も最近までそう思っていました。
しかし、ネット上の辞書では広告が表示されることがほとんどで、文章を書くための集中力が削がれてしまいます。こうしたことがデメリットだと感じるようになったため、紙の辞書を買うことにしました。

ここでは、「三省堂国語辞典」をご紹介します。

国語辞典は、出版社によって編集の方針に違いがみられます。新しい言葉や新しい用法を積極的に取り入れる会社がある一方、言葉のもともとの意味を尊重して新しい用法には慎重な立場を取る会社もあります。
三省堂国語辞典は前者の立場を取っているとされ、2010年以降に一般に使われるようになった俗語の類も多数掲載されています。

見坊 豪紀、市川 孝、飛田 良文、山崎 誠、飯間 浩明、塩田 雄大、2021/12/20

3.言葉に対する感覚を養うWebサイト2選

webサイト閲覧の画像

続いて、言葉をテーマにしているWebサイトを2つご紹介します。

これらのWebサイトは、困ったときに調べるというよりは、言葉の知識を身につけて言葉に対する感覚を養うのに役に立つでしょう。息抜きに読める読み物も充実しています。

「ことばの研究」は、放送で使う用語の検討内容が掲載されているほか、コラムやQ&Aも掲載されています。
「毎日ことばplus」は、言葉に関するコラムのほか、文章の誤りを見つける簡単な問題(毎日新聞紙面「毎日ことば」より転載)が掲載されています。校閲についての記事も多く、書いた文章を確認するときの着眼点も身につきます。会員登録がなければ読めない部分が多いため、無料会員でもいいので登録してご覧になることをおすすめします。

4.言葉のプロから学べる講座2選

最後に、言葉のプロから言葉の使い方や校閲の技術を学べる講座をご紹介します。

読売・日本テレビ文化センター(よみうりカルチャー)では、半年ごと(4月、10月)に、「日本語力をスキルアップ~校閲オンライン講座」が開講されています。
(2024年1月現在、次の開講は未定です。)

新聞社の校閲記者から、記事執筆で間違えやすいポイントや言葉の使い分けなどを学ぶことができます。講座は演習形式で進められるので、自分の理解度を把握することもできます。
私は過去に4回受講しています。先ほどご紹介した「漢字の使い方ときあかし辞典」や「三省堂国語辞典」は、この講座で教えていただいたものです。
今後の予定はわかりませんが、これまでは、実施の約2か月前になると次回の講座の内容や過去の講座の内容が公開されていました。いつでも見られるというものではありませんが、関心のある方はご確認ください。

また、毎日ことばplusにも「校閲力講座」があります。こちらは有料の動画コンテンツで、一度購入すれば好きなときに見ることができます。

5.まとめ

ここまで、記事の執筆に役立つ書籍とWebサイトをご紹介しました。

今後は生成AIが普及して、人間が記事を書くことは少なくなっていくかもしれません。しかし、記事を読むのは人間であり、読み手が読みやすい文章に仕上げていく作業は人間の仕事として残るのではないかと思います。

情報を伝えるためには、言葉を適切に選ぶことが大切です。ここでご紹介した書籍やWebサイトを、仕事やプライベートでの情報発信に活用してください。


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